프로필KEY-BOの写真工房(不定期更新)사진블로그리스트 도구 도움말
2007-03-14

No.20 黄金分割と構図のお話 その②

構図の基本といえる「黄金分割」について書きました。 
今回は、No.19の記事の最後でかきました
『黄金分割の落とし穴』について書いて見たいと思います。
 
写真雑誌の投稿作品などでも、
 
『”いい写真”とは、単に”いい構図の写真”のことではない』
とか
『黄金分割になっていてもそれはいい構図であって、”いい写真ではない”』
 
とか、よく言われます。
そう、『写真』で大事なのは、その写真で
 
『如何にその写真で自分の見せたいものを見せられるか』
 
『如何にその写真で自分の表現したいものが相手に伝わるか』
 
ということだと思います。
 
もちろん、黄金分割の原則を守って構図を決めるのと、そうでないのとでは
同じ綺麗なものをとっても、写真の良し悪しは大きく変わります。
 
例えば、みなさん、料理を考えてみてください。
野菜の煮物を作るときに、にんじんを乱切りにしたり、大根を輪切りにして
それらを面取りして、場合によってはかくし包丁をいれてからから煮付けます。
なぜ、そんな切り方をするかというと、煮崩れを防ぎ、出汁の味をより具材に
しみこませるためです。そうする方が、よりその料理が美味しくなるからです。
そして、出汁の味加減、煮込む時間、火加減、アク取りなどがキチンと
出来ていれば美味しい料理が出来上がるというわけです。
 
しかし、料理の基本はそれだけではありません。
それは、食べる人へお披露目する
 
お皿への『盛り付け』
 
です。これは食べる人へその料理へ関心を持ってもらうだけでなく
「美味しそうだな」と思わせるためのテクニックです。
また、料理を作った人が食べる人に対して心をこめる意味もあります。
これが悪いと、見栄えはガクンと落ち、食べてみれば美味しいと
わかるのに、そのお皿の料理に誰も手をつけないと言うことになりかねません。
 
写真の場合、お皿に盛ってある『料理』は写っている『被写体』です。
例えば、『可愛い子供の満面の笑顔』を撮ったとしましょう。
こういうものは誰が見ても可愛い・いい表情だと思うに違いありません。
それが、黄金分割を守って綺麗に配置されていれば、写真として
被写体がさらにぐ~んと生きてきます。
 
 
このようにどんなに
いい食材を使った料理(被写体)でも、
具材の切り方(構図の切り取り方)
調理のやり方(シャッタースピードや絞り・撮影テクニック)
がまずければ美味しい料理(いい写真)とは感じてもらえないのです。
 
逆を言えば、何気ないどこにでもあるようなものを
撮る場合でも、構図・テクニックの技術を洗練していけば
人に何かを訴えかけるような写真が撮れるのです。
 
しかしながら、いい被写体のいい構図の写真でも、
 
毎回毎回同じ構図・同じアングル 
他人と全く同じ構図・同じアングル 
 
だと、「どんなご馳走でも毎日食べ続けると飽きてしまう」のと同じで
みる人の評価が今まで以上にあがらないか、返って下がって行きます。
 
だからこそ、作品作りをするカメラマンは、同じ構図・アングル・他人真似の
ような構図・被写体でも人と何かが違うものを探し求めています。
 
『黄金分割』はまさにその”具材の切り方(構図の切り取り方)”の基本で
ありますが、料理人がまずそれをマスターしなければいけないのと同じで
写真をとる人間はこれを心得ておかないと、せっかくのいい被写体も
写真の中で活かすことは出来ません。
しかし、それが出来たからといって満足してはいけません。
 
写真を撮られる方がには、この『黄金分割』を覚えていただき
そして、写真を撮る際にはこの法則を活用することを意識していただきいのです。
2006-07-20

No.20 『モーツァルト』と『写真』

この記事をご覧になっている皆さんの中で
ピアノをたしなまれいる方はいらっしゃいますでしょうか?
 
かなりのピアノ演奏の腕をもたれている方であれば
『モーツァルトの曲は弾けば弾くほど怖くなってくる』
という経験や、誰かが言っているのを聞いたことがおありなのではないでしょうか。
 
ジャズ・ピアニストの小曽根 真さんが、先日NHKの番組に出演していらっしゃいました。
 
小曽根 真さんの詳細については、
をご覧頂きたいですが、ここ数年彼は『クラシック』、特にモールッアルトに傾倒し、
オーケストラと組んで演奏活動などを行っている。
ジャズ・ピアニストにしては珍しいパターンではないかと思います。
 
彼は、ジャズの演奏法からみた『モールッアルト』の曲やそのつくり方に
 
『モーツァアルトの曲は弾けば弾くほど怖くなってくる』
 
いい意味での『完璧さ』や『基本の大切さ』を実感したのだという。
つまり、その曲作りが完璧である故に、演奏する側の技術が
直接、音となって演奏に反映されてしまうのだというのです。
 
そして、ジャズであれ、他の音楽であれ、どのピアノの演奏方法も
クラシックの使われる『基本の演奏方法』の上に成り立っているというのだ。
 
逆を言えば、ジャズのピアノ演奏も余分なものや不必要なものを
どんどん削ぎ落としていくと、最終的に 残るのが
『基本の演奏方法』
になるというのだ、という。
それが故に彼はプロの演奏家であるにもかかわらず、クラシックの音楽学校に
まで行き、基本を習得してまでモーツァアルトの曲を弾きたくなったのだという。
 
写真と関係のない話が、いつまで続くのかと思われた方、ここから写真のお話です。
 
わたしはそれを見ていて思ったのは、写真の世界でも同じことが言えると思うのです。
 
最近は、コンパクトも一眼レフもデジカメが全盛の時代です。
デジタルであるが故に、簡単便利で失敗しても撮り直しがきく
中には手振れ防止機能の付いたものまであり、まさにいたでり
つくせりといった感じです。
 
しかし、いくら便利になったカメラでも撮影の基本を守れなくては
デジタルも色々な機能も意味を成しませんし、その機能が
存在する理由すら分からないことでしょう。
 
カメラは持つときには
・脇を締める
・シャッターを押す右手でカメラグリップを握り
 左手はレンズの鏡筒をもってしっかり支える
(コンパクト・カメラの場合は、右手でしっかりボディをもち、
 左手でボディの下を支えているか)
・足は肩幅ほど開いて足元をしっかりグリップする
・シャッターを押す指は軽く押す
・ファインダーを覗いて、しっかり構図を確認する
・自分の意図した表現できる露出になっているか
 自分で確認する
 
さて、あなたはどれだけこれらを守れていますか?
 
小さくて片手で持ててしまうコンパクト・デジカメをお使いの方ほど、
これらの基本が守れていない・守っていないことが多くなっているはずです。
 
その結果、「上手く写らない・写せない」とデジカメの撮り直しがきく機能に
頼ってしまったり、手振れ防止機能に頼り切ってしまって片手でカメラを
持つようなことをしてしまうのです。
 
何でも、基本は大事です。
 
音楽の場合は、音となってその場で人の耳に入ってきます。
一度発した音は消すこともやり直すことも出来ません。
だからこそ、基礎からちゃんと勉強し技術を習得します。
 
写真の場合、基本など習得していなくても
失敗すれば「人に見せなければいい」、デジカメであれば「消してしまえばいい」
という思いや甘えがどうしても生まれてしまいます。
しかし、それではいつまでたってもその機能やその能力に頼らなければ
スナップすら上手く写せないようになってしまうのです。
 
デジカメをお使いの皆さん、一度、フィルムカメラを使ってみてはどうでしょう?
フィルムを装てんする前のフィルム感度の選択から始めると言うのも
写真の腕や技術を再確認するいい機会になるのではないでしょうか?
 
2006-02-24

No.19 黄金分割と構図のお話 その①

皆さんは、”黄金比”という言葉をご存知でしょうか?

黄金比
(おうごんひ、Golden ratio, The Golden Mean/Rectangle)は、
 
最も”美しい”とされる比率
 
のことです。そして、黄金比で長さを分けることを
 
黄金比分割または黄金分割といいます。
 
幾何学をかじった方であれば、
『黄金比の値は、二次方程式 x2 = x + 1 の正の解である。』とか
『フィボナッチ数列の隣り合う 2 項の比は黄金比に収束する。』とか
『ユークリッド原論』とか『ユークリッド幾何学』とかきかれたことがあるかもしれません。
そういった難しい方程式や言論の概要をお知りになりたい方は

『黄金比』フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
で見ていただければいいと思います。

今回は写真での黄金比つまり黄金分割のお話です。
上記リンクページの中にこのような記述があります。

”黄金分割の網状組織で創作された
 絵画は、  一見普通の絵柄でも、
 どうしてか美しさをそこに見てしまう。 ”
 
つまり、絵画や写真の構図では、この黄金分割を守って構図や被写体の大きさを決めると
綺麗に見えるという魔法のような法則なのです。
 
そして、その数値 が
1:1.61803
または
1:0.61803
とされています。
この黄金比率の1.6180339887....を導き出す方程式は、「1+√5÷2」とされています。
でも、私は数学には弱いので、これ以上数値での解説はお許しください(笑)。
 
しかし、この数値は万物の当てはまる法則であり 
 
自然界で出来てくるものはすべてこの比率に沿った割合で、
大きさが構成されているそうです。
例えば、巻貝の穴の縦横の位置での大きさの比率や、人間の体の
パーツの大きさの比率もこれで成り立っているそうです。
 
 余談ですが、女性でも男性でも「美人・綺麗」「ハンサム・かっこいい」といわれる顔つきがありますが、あれも大きさや配置の比率やを追求していくとこの黄金比が当てはまるのだそうです。
 ということは、それぞれのパーツ自体が綺麗な形をしていても、大きさや配置の比率が黄金比にそぐわなければ綺麗に・ハンサムに見えなくなり、逆に言えば、それぞれの顔のパーツの形が多少良くなくても、配置や大きさの比率が黄金比にあっていれば、それなりに綺麗に・ハンサムに見えるのだそうです。
 
 女性のお化粧もやり方次第で、綺麗に見えたり、そうでないように見えたりするのは、この黄金比が深く関わっているのですね。
 
 
さて、写真の話に戻って、もっと一般的にわかりやすく図形でたとえると、
仮に縦を1cmとすると横は1.618cm 又は 逆に横を1cmとすると縦は0.618cm
の長さになれば美しく見えるということです。
35mmの銀塩フィルムは、撮影すると大体この比率でフィルム上の原版が出来ます。
 
そして、この長方形を、さらに黄金分割すると構図の基本が見えてきます。
黄金分割の基本は
 
図形の対角をむすんだ線に対し、90度直角に
図形の一番近い角に向かって線を結んだものです。
 
ちなみに、下の図を見ていただいて分かる通り、2種類の直角三角形が2つずつ、
組み合わせて構成されているだけです。そう見れば単純ですよね?
しかも、この2種類の直角三角形の大きさの比率も、1:1.61803になっています。
 
図形で表すとこうなります。また、これを
左右逆にしたものでも同じと思ってください

 
 
対角線右上がりの黄金分割と、対角線右下がりの
黄金分割を重ねるとこうなります。

 
 
その交点に重なるように、直線を引いてみると…

 
なんと!このようにだいたい画面を3分割した割合になります。
(厳密に言うと、1/3ではないのですが) 

 
 
写真の構図基本は「画面の1/3
 
ということがよく言われますが、根拠はここからでていたのですね。
 さらに、この交点のところ辺りに、その写真で自分が見せたいものを、構図として配置すると、その写真で見せたいものを伝えることが出来ます。その結果、その写真を見た人にいい印象を与えます。
 
例えば、皆さんは、こういう経験はありませんか
旅行に行って写真をたくさん撮ってきたとしましょう。
現像・プリントもしくはパソコンに取り込んで写真を見てみると、ある風景を何気なく写した写真は、どうって言うことない単なる風景写真なのに、同じときに撮ったほぼ同じ風景で、写す少し位置が違うだけで、その写真のほうがものすごく綺麗に見える、って言うようなこと。
 
これは、綺麗に見えている写真の方が、まさにこの「黄金分割」の配置や比率にぴったりとあっている部分があるからなのです。
 
もし今度その様な経験をされたら、上記の黄金分割の図と比較して、そのライン上に何かがあったり見せたいものが交点にうまい具合に配置されていないか、確かめてみてください。
おそらく、黄金分割の原則に当てはまっているはずです。
 
 
 構図の話をもうちょっとしておきますと、
被写体ど真ん中配置してしまっている構図を、写真のの世界では
 
『日の丸構図』
といい、作品の写真としてはほとんど認められることがありません。
 なぜなら、被写体の配置や大きさとしては、どうやっても上記で書いた黄金比が
当てはまらなくなってしまうからです。
もちろん、記録写真やスナップとしては成立するかも知れませんが、所詮それまでであり、
日の丸構図の写真が、作品として認められるためには、被写体自身の持っている
見た人に与えるインパクト〔 衝撃 〕かなり要するのです。
つまり、そういうインパクトがないものは、平々凡々な写真になってしまうのです。
 
しかし、一見、この『日の丸構図』のように見えるものでも、画面の中に黄金分割の原則に
ちゃんと当てはまっている仕掛けがあれば美しく見えます。
 
WindowsXPのマシンをお使いの方であれば、
 
「マイコンピューター」
   →「共有ドキュメント」
     →「共有ピクチャ」
       →「Sample Picture」
         →「Sunset.jpg」
 
という写真を開いてご覧ください。

 
これは真っ赤に燃えるような夕陽の写真です。
この写真、一見すると『日の丸構図』みたいにみえるのですが、何故か美しいですよね。
 もちろん、その夕陽自体にもインパクトがあるからでもあるのですが、仮に夕陽の部分が、これよりももっと小さかったり、逆に大きくてもバランスが悪くなり、この美しさを感じられなくなると思います。
 
実はこの写真にも、構図の「1/3」という基本が当てはまっているからなのです。
 
まず、横では上1/3の空、真ん中1/3の太陽と雲の部分、下1/3の山と水面で綺麗に分かれています。そして、縦では左 1/3の空と光線、真ん中1/3の太陽と雲の部分、左 1/3の空と光線で、分けることが出来ます。
 
さて、今回の『黄金分割と構図のお話 その①』では、基本の部分をご説明しました。
次回、お送りしようと考えております『黄金分割と構図のお話 その②』では
その実例の写真や、黄金分割の落とし穴についても書いて見たいと思います。
 
皆様のお役に立てていますでしょうか?ではでは・・・。
2005-12-28

No.18  デジタルと銀塩のお話 ~銀塩フィルムカメラ編~

私は、このデジタルカメラ全盛の時代ににフィルム一眼レフを使っています。
今は、まだデジタルカメラを購入する資金がないことが一番大きな理由です。 
 
でも、銀塩フィルムにはそれにしかない味わいや、操作上・機能上の利点や制約があります。
今回は、それについて書いた「銀塩フィルムカメラ編」です。
 
アナログである「銀塩フィルム」は、撮影・現像・プリントという経緯を経てこないと、
キチンとした画像としてみることは出来ません。
プロの方々や作品作りをするアマチュアの方々が使われるポジフィルム(リバーサル・フィルム)は、
撮影・現像のみで、フィルム上で仕上がりを確認することが出来ますが、そのままではプリントに
ならないので結局印画紙にプリントする必要があります。
 
その結果
1.撮影直後に写った状態を確認できない。
2.撮影後の処理に、時間・お金が毎回かかる。
3.現像・プリントの段階で、人の手が介入する分
 プリント品質が安定しない場合がある
4.フィルムを撮影のたびに用意しなければいけない
 また、その種類や感度(ISO感度)も何でもいいと
 いうわけにはいかない場合がある
 
これが、フィルム撮影の欠点でしょうね。
 
う~ん、もっと端的にぶっちゃけてしまうと
『撮影からプリントまでの間に、人の手が入る』
      という”不確定要素”がある 
ということでしょうね。
 
しかし、この不確定要素こそ、きちんとしたことをやれば
フィルムカメラの利点にもなりえるのです。
 
普通、同時プリントに出していると、プロラボでは1本1500円くらい必要ですし
スーパー・マーケットなどでの受付しているところでも最低500円前後かかります。
これはうまく写っていようが、いまいがお構いなしに必要です。
だから、一般の方々やまだまだ自分の思った通りに写せない方々などは、
この点をいつも不満で不便に思っていらっしゃることでしょうね。
しかし、この作業を自分でやろうと思えば、かなりに機材を必要としますし
ましてや、カラー現像を自分でやるとなるとかなりの手間がかかります。
 
でも、写真屋さんに、現像・プリントとという専門的で面倒な作業を、
”写真屋”という職人さん
「お金を出して」お願いする
そういう風に
『然るべき作業に対価を払っている』
と考えれば、決して高いものではないと理解していただけることとおもいます。
 
しかし、そのままでは必要のないものまでプリントされてしまうので
できるだけ、お金をかけないようにする工夫が必要です。
 
私は今まで色々なお金を掛けない工夫をしてきました。
 
1.現像だけを先に依頼するが、300円ほどを払って
  「インデックスプリント(一覧プリント)」を作ってもらう
 
2..記録写真や単なるスナップなど画質にこだわらないものは、
 同時プリント500円などの格安のところへ出す。
 
2.現像だけを先に依頼して、上がってきたネガをみて、
 必要なコマだけプリントしてもらう
 
4.初めは現像のみで、作品として仕上げる段階で、
 試し焼き・調整焼き・本焼きという段階を
 おいて、いらないものは出来るだけ焼かない。
 
もちろん、出来るだけ同じラボを使って、そのラボの特徴・癖や
強い分野・弱い分野を把握しておくことは必須条件です。
そういう意味でも普段から懇意にするDPE店をみつけておき
これはこちらのお店で、これならあちらのお店で、という風に
使い分けすればいいのです。
 
ちゃんとしたDPE店(自家現像・焼付できる写真店)か、
プロラボへ外注に出すDPE店で同時プリントに出す時には
 
「○○(の色や写り具合が気になるので)が綺麗になるように調整してください」
 
とキチンとこちらの要望を伝えれば、正しい知識をもってやっていらっしゃる方が
作業していれば、だいたい、一般の方が望むような色がでるはずです。
 
ただし、よくスーパーなどで受け付けている『プリント0円』のようなところや
チェーン展開しているお店でパートやアルバイトさんしかいないような
お店ではこのような要望は出来なかったり、何度やってもだめな場合があります。
なぜなら、完全に機械で自動的に処理する流れ作業になっているか、
まだちゃんとした正しい知識や経験がない方が作業している場合があるからです。
(中にはそういうところでもきちんとしたところもありますけどね)
 
また、こういういった格安展開をしているラボや写真店では、現像焼き付けに
使うマシンのメンテナンスの頻度を減らして、経費削減を図ろうとするお店もあります。
確かにそうしないと36枚撮りフィルムを同時プリントで500円なんていう異常な価格は
恐らく無理でしょうね。
 
つまり、逆に考えれば、格安展開をしているラボや写真店で同時プリントを
出すタイミングが、マシン・メンテナンス直後にあたれば、いい色や思った色に
仕上がる確率は高くなりますが、マシン・メンテナンス直前の時期に当たると、
何だかうっすらと曇ったような感じだったり発色もイマイチだったり、色が違ったり。
プリント品質のばらつきがおきてきます。
 
また、写真が焼き付けられた印画紙の裏を見てください。
「FUJIFILM」とか「Konica」とかフィルムメーカーが出している印画紙を使っている
ラボは、ほとんどがメーカー系のラボになりますが、そういうものは
「100年プリント」というように長い間変色・退色を起こさないような技術を
投入して作られていますので原価が高くなりますが、格安ラボは
フィルムメーカー品ではない写真の裏に、メーカー名のない印画紙を
使うことがあるのです。
けっしてこれらのメーカーの印画紙すべてが品質が悪いわけでは
ありませんが、やはり、フィルムメーカー純正品よりも劣ります。
格安ラボではそういうものを使わないと採算など合うはずがありません。
 
恐らくこの時点で、皆さんは
「フィルムってこのくらいの程度なんだ、がっかり」
って思われているではありませんか?
また、一度くらいはそう言う経験ありませんか?
 
写真の同時プリントの世界では、お店にとってはきっと不本意ながらも、まさに
「安かろう、悪かろう」という構図が出来てしまっているのです。
もちろん、どのラボもそれなりに企業努力はしているのでしょうが
 
しかし、同時プリントでも一枚の焼増しでも同じ値段でしかやらない、
その値段も@25~29円くらいかかる、一見ちょっと高いな、と思えるDPE店の
ほうが、実は自分の思った通りの仕上げをしてくれることが多いです。
考えてみてください。高い値段をとった上に、仕上がりが悪ければ、後々、お客様の
リピートが生まれなくなります、つまり、即、業績低下につながってしまうからです。
逆に言えば、出来るだけお客様の望むような仕上げに近づけてくれるのがウリなのです。
 
フィルム撮影では、非常に手間とお金がかかり、なおかつ、自分の思った通りに撮ろうと思えば、
かなりの知識や経験を要しますし、機材もそれなりにいいものを要するものなのですが
このようにお店選びも大事なポイントなのです。
2005-11-17

No.17 デジタルと銀塩のお話 ~デジタルカメラ編~

ここ最近は、デジタルカメラ全盛である。
 
猫も杓子も、カメラも携帯も「デジタル、デジタル・・・」です。
『デジタルカメラと銀塩(フィルム)カメラ、どっちがいい?』
というのもよくある質問です。
 
今回は、それぞれの長所・短所を書きたいと思います。
 
今日はデジタル編です。
正直、私はデジタルカメラを持っていません。
今は、まだ購入する資金がないことが一番大きな理由です。
 
でも、デジタルの一番の利点はなんと言っても
・全体の処理スピードの速さ
・他人の手を介さす、直接個人で
 写真の処理が出来る
・メディア(カメラ内で画像を記録するための
 記憶媒体)が何度でも使い回しがきく
 
で、その結果、
・フィルムを毎回買う必要がない
・現像代がいらない
ことでしょうね。
 
ある写真学校の先生のブログを拝見した時に、実感として
書いておられるのを見ました。この意見には私も賛成です。
 
しかし、デジタルカメラには根本的な欠点もあります。
・画像の解像度などの、根本的な画質は、 
 機械の性能に100%依存する
・カメラ・パソコンなどの機器がないと、データ
 だけでは中身を確認することも出来ない
・他人の手を介さない分、処理の作業を
 すべて自分でやらなくてはいけない
ことでしょうか。
 
さて、写真には多少の画質云々を問わず、速報性が求められる場合があります。
たとえば、マスコミなど報道関係はその際たるものです。
新聞や雑誌に載せる写真は、スクリーン印刷してしまうので、解像度などの画質に
目茶苦茶こだわる必要はありません。綺麗で解像度がいい方がいいに決まっていますが
大事なのは、内容というか中身ですから、作品つくりのようなこだわりはないわけです。
 
スナップ程度でL判やせいぜい4つ切り程度までしか大きくしない一般のユーザーさんや
ホームページで使う素材くらいのレベルであれば、200~400万画素程度でも充分に
使えるでしょうし、問題はないとおもいます。
 
しかし、4つ切り、半切、全紙サイズで焼付けをすることがあるような
作品作りをするカメラマンにとって
『根本的な画質は機械の性能に100%依存』
していることは、非常に痛手なのです。
何せ、カメラ自体を購入する時にそこまで考えておかなくてはいけないわけですし、
満足できる画質が撮れるものを調達しようとすると、資金面で難が出てきます。
一度、購入して満足いかないからといって即交換というわけには行かないからです。
 
ある写真学校の先生のブログで、銀塩フィルム時代のプロ並みの写真処理の欠点
デジタルカメラの速報性・自分で処理できる利便性だけを取り上げ、同列で比較して
おられる文章を読んで、私は違和感を覚えました。
 
なぜなら、普通の設定のままで使うなら、デジタルカメラの写真はぶっちゃけ
 
高画質で何回でも焼増し出来る
”インスタント・フィルム写真”』と”同じ
※ここで言うインスタント・フィルム写真とは、ポラロイドやフォトラマ写真を指しています。 
 
だと私はおもっているからです。
 
※注-ここで言っているのはインスタントフィルムの写真のことではありません。
デジタル・カメラとフィルム・カメラの違いについて
例えて書いているだけですので、何卒、誤解のないようにお願いいたします。
 
みなさん、ポラロイドカメラのようなインスタント・フィルムカメラを思い起こしてください。
撮ってすぐにとった結果がわかりますよね。フィルムのようにその場で確認できないと
いうことはありません。
一般のインスタントフィルムカメラの性能自体が良くないので大したことないように
見えますが、プロのスタジオカメラマンの世界では、現場のセッティングの確認に
使われているほどなのです。
(カメラのフィルム部分を取り替えるユニットがあって同じ機材でポラ撮影するのです)
その利便性の部分では、デジタルカメラも同じなのです
 
また、普通のデジタルカメラでは、通常「JPEG」という画像形式で記録していますが
色合いなどの情報を完成させた状態の画像を、画像のファイル容量を下げるため、
「非可逆圧縮」(一度その処理をしたら元の状態に戻せない)
方式で圧縮するため、根本の画質をあとから調整するのには、その状態から
行わなくてはいけないのです。つまり、フィルムで言うなら印画紙に焼き付けた状態
から、画像処理をすることになります。
これでは、印画紙に焼き付けられた状態よりもいい画質になることはありません。
(そういう風に見せることは可能ですが)
 
また、非可逆圧縮方式の欠点である「ブロックノイズ」が現れる場合もあり、一旦
 

 このブロッノイズが画像に出てしまうと消すことはほぼ不可能なのです。

 
また、被写体と撮像画素の大きさによっては、
「ギャザ」(素子単位の点で光(画像)を捉える為、画像にギザギザがでてしまうこと)
がでてしまうという機能上の欠点というか制約があります。
これも、拡大した時や大伸ばしした時に見えてしまうのですが
あとで元通りに消すことはほぼ不可能なのです。
(それが目立たなくする処理自体は出来ますが…)
 
で、最近のデジタルカメラは、これらをフォローするために
高解像度化する傾向にあり、また、出力する時点で画質を調整できる
『RAW形式』や、圧縮していない『TIFF形式』などでも
記録が出来るようになってきていますが、これらは
『ファイル容量が大きくなる』
という欠点があります。では、ファイル容量が大きくなると何が都合が悪いのか
・メディアに収められる枚数減ってしまう
・たくさん収める大容量メディア高額である
・メディアからパソコンなどに保存した時に、
 ハードディスクの容量をすぐに圧迫する
・CD-R/RWやDVD-Rに保存するにしても、
 ディスクの枚数が増えて管理が煩雑になる
などが、あげられます。また、パソコンに保存すると、いざという時のために
データが飛んでしまうのを防ぐバックアップ対策
が必要となります。デジタルカメラは、お金の面で「フィルム・現像代がいらない」
というのがウリとされていますが、このように
ハード(機械)の面で結構お金がかかるもの
なのです。 
また、RAW形式で撮っている場合、
現像』という作業必要
になります。この作業をしないと、パソコンがあってもその処理ソフトを
経由してでしか直接画像を見ることは出来ません。
これは沢山とればとるほど、結構時間がかかるし、オリジナル画像を
知っているのは、撮った本人だけなので自分で現像処理を行わないと
自分の意図した画像が正確に出来上がりません。
当然、それなりのスキルというか知識が必要となってきます。
 
このように、ランニングコスト自体は安くても
機械・施設にかけるためのコストが高いし
それを取り扱うための時間もスキルも必要で、
操作も自分で覚えなくてはいけないのです。
 
 デジタルカメラで作品作りをされる皆さん、現状に満足していらっしゃる方も
していらっしゃらない方も、上記の点をしっかりと認識してくださいね。
2005-11-01

No.16 写真の合成について

『合成』…元々、異質のものを組み合わせて、ひとつのものをつくること
とここでは定義してみます。
KEY-BOの写真館で公開しております写真では、基本的に上記の定義に
当てはまる合成は一切やりません。後から、まったく違うものを合成して、それを、
自分”撮った”作品(写真)だと、公言するのがはばかられるからです。
そんなものは、私のカメラマンとしてのプライドが許しません。
もちろん、芸術の世界では「コラージュ」とか「オマージュ」といって、オリジナルから別の
あるものを組み合わせてアートにする分野があり、それで造られる芸術や作品もあります。
写真に限らず、基本的に自分の表現したいことに必要であれば合成することは、
いけないことではありません。
私も仕事でホームページを作るお仕事をする際に、クライアントのイメージする
画像として合成画像を作り上げることもあります。
また、ごく個人的にそういった画像処理をして遊びとして楽しむ分に関しては、
公にならない限り何の問題もないでしょう。
しかし、倫理上又は法律上それが許されない場合もあります。
たとえば、アイドルの写真をヌード写真と顔だけ入れ替えたものなどの様に、
著作権や肖像権が絡む画像に、勝手に異質のものを付け加えたものなどを、
公の目に触れるネットで公開したりとか、その肖像権の対象となる
個人、又は団体を誹謗中傷する目的で行った場合など…
(著作権・肖像権の所有者が認めた場合はこれに限りませんが)
これは、明らかに法律に抵触します。

また、報道写真では「あるがまま、そのものの真実を伝える」という使命を
担っている以上、”事実をゆがめる合成写真”などは持ってほか、論外です。
もしも、イメージ上どうしてもそういうものが必要な場合、合成写真であることを
示すための「イメージ」「合成」などの説明をつけなくてはいけません。
これが守れないのでは倫理面に問題ありとして、他の内容なども疑われることでしょう。

産経新聞は、2005/11/1付け関西版 社会面28ページに、
2005/10/25夕刊の写真グラフ「CATCH2005コウノトリ大空飛翔」
で、合成写真があったことを公表しました。
合成した写真は、月夜に飛ぶコウノトリをイメージしたものだった
らしいですが、人工飼育のコウノトリではありえないんですよね。
「KEY-BOの写真館」においても、2005/9/24のコウノトリの放鳥の様子は
お伝えした通りです。もう一度、記事内容やコメントを読んでいただいたら
私が、思ったものを撮れずに悔しい思いをしていることが察して頂けるかと
思いますが、そのくらい自然の生き物に対する撮影は根気と時間と粘りが
必要なのです。
実は、地元には「ハチゴロー追っかけ隊」なるアマチュアカメラマンの
チームがあります。彼らは、野生のコウノトリのハチゴローがこちらに
飛来してきて以来、ずっとその様子を追っかけている人たちなのです。
飛来当初から3年近くにわたり追っかけているある方などは
3千枚以上も撮ったと聞き及んでおります。
それでも、マスコミに恥ずかしくない写真として公表できるのは
限られた枚数になってしまうそうです。
で、肝心の新聞記者カメラマンがその「月夜に飛ぶコウノトリ」を
を撮るために費やすことが出来たのは、たったの5日間
そんな短い期間で、そんな良い写真が撮れたら、『奇跡!』に近いし、
むしろ『撮れない!無理だ!』と言った方が正しいかもしれない。
新聞記者カメラマンは「仕事」で時間的な制限もあるのはわかります。
けれども、『嘘』はいけません!
報道は、「真実」を伝えるのが使命なのですから。
撮れなかったのなら、上司と相談して「ハチゴロー追っかけ隊」の方々に、協力を求めれば
良いではありませんか。コンタクトもとろうと思えば取れたはずです、ちゃんと彼らの存在を
インタビューして記事にしているのですから。
たかだか写真一枚のことではあります。
産経新聞さん、あなた方は、虚偽報道がいけないことだということを、
他のマスコミの虚偽報道疑惑の時に追及していたではありませんか!
考えてもみてください。取材のために費やしたたった5日間と
「ハチゴロー追っかけ隊」の3年とでは、それに費やしている
根気も時間も粘りも、そして情熱も雲泥の差があります。
プロとしても面子も誇りもあるかもしれませんが、それを固持しようと
したあまり、今回のようなことになってしまったのでは、意味がありません。
産経新聞さんには、今後このようなことの無い様に社内での
『ホウ(報告)・レン(連絡)・ソウ(相談)』の徹底
をお願いしたいものです。
ここで彼らがどんな機材を使っているか公開したいと思います。

手前と奥の大砲のような、超望遠レンズ+コンバーター、これはCanon製のもの

こちらは、ニコンの超望遠600mm+コンバーター、こちらもまるで大砲のよう。
これは野球場で選手の姿を捉えるために使っているのと同じ装備だそうです。
(現場でカメラマンさんに口頭にて確認済み)
超望遠600mmに倍の大きさにするための2倍のコンバーターを
装備しています、つまり、実質1200mmです。
写真館の方で、アップいたしました以下の記事
これらに掲載している写真を撮るために私が使ったのは、80-200mmの望遠レンズです。
いかに機材の能力に差があるかお分かりいただけると思います。
それを画像処理段階で拡大やトリミング・色補正こそしましたが、合成などは全くやっておりません。
「ハチゴロー追っかけ隊」のチームのメンバーが使っているものをご紹介しますと

真ん中の白い帽子をかぶった男性、ハチゴロー追っかけ隊の隊長さんです
その手にあるカメラをご覧ください。これが、35-350mm望遠レンズです
35-350mm望遠レンズにコンバーターで2倍に拡大するのが限度でしょう。
(それ以上の機材は、個人では高くて買えない)
しかし、情熱と根気、そして時間をかけてと粘り強く撮影活動に励んでいます。
そんな彼らでさえ、撮れる写真には限りがあるのです。
いくら、プロの報道カメラマンの装備が良くて、腕があってもも、5日間では
シャッターチャンスにはめぐり合うのは、ほぼ不可能でしょう。
今後は、産経新聞さんにはこのようなことの無い様にして頂き
読者の気持ちや期待を裏切らないようにしていただきたいものです。

2005-10-17

No.15『ディストーションをカバーする撮影について』

レンズというのは、ガラスを球面にして、入ってくる光を屈折させて

拡大させたり、広い範囲の光を集めたり出来ます。

しかし、それが均一に屈折してくるとは限らない

これを、歪曲収差と呼ぶというのは、No.14の記事でご説明しました。

 

 これは特に、レンズが小さくなって、広い範囲を集める広角側では

その特性が顕著に現れてきます。

一眼レフや高級レンジファインダーのカメラなどでは、これらは

ほぼ目立たないレベルにまでなっています。

 

ここにその特徴を現した画像を再掲載しておきます。

 

これが標準の画像としてみてください。

 
 
これが、いわゆる外側に向かって膨らむ
『樽型』 

 
そして、これが内側に向かって凹む様になってしまう
『糸巻き型』

 

 

さて、レンズ口径の極端に小さくなるコンパクトカメラ(コンパクトデジカメ)や

レンズつきフィルム(いわゆる「写ルンです」など)や携帯カメラでレンズと呼べる

ものを装備しているものなどは、このディストーションが目に見てわかります。

 

そして、厄介なことに画像処理ソフトなどを使っても、ほぼ完全に元通りに

これを直すことは不可能なのです。 画像の傾きなら簡単に直せますがね。

しかも、そのレンズが持っている歪み特性を変えることは物理的に出来ません。

 

そうなると、写すときに、構図のとり方や技法を工夫する必要がでてきます。

以下に私が経験上から得た法則・工夫などを書き上げておきます。

 

 1.画面の端のほうに、出来るだけ水平・垂直がよくわかるものを入れない  

 

 たとえば、風景を撮る際に不必要な柱や電線が写りこまない構図にするとか

 花であれば、他の植物は端のあたりに写りこまないようにするとか

 人物の場合は、広角側では出来るだけ端に配置しないようにするとかね。

 見せたいものを中央にどーんと置いて、画面の端には水平・垂直線の 

 ないのっぺりした面で占めてしまう構図にするとか。

  

 ここで以前にご紹介した

 『No.2 写す人と写される人のお話 シリーズその① 』

 http://spaces.msn.com/members/photogallary1/Blog/cns!1p_9ueodK_3wsY6564FEFBMg!146.entry

 でも書いている通り、歪めたくないものは真ん中に近い方に持ってくることになります。 

 
 

 2.どうしても水平・垂直がよくわかるものが入る構図になる場合は、

 歪みが左右対称になるような構図にする。

 

  水平線・垂直線がはっきりとわかるものが写る写真の場合

 撮像面(レンズの面が)が写すものにに対して、平行になっていれば、

 左右の歪みが左右対称になります。

 左右対称に歪んでいれば、そうなっていない構図よりも落ち着きます。

 これは『美術』で言うところの『シンメトリー(左右・上下対称)』の原理

 当てはめているのです。

 

 ただし、これにも落とし穴があって、見せたいものを単純に構図のど真ん中に

 持ってきてしまうと、いわゆる『日の丸構図』といって、何の変哲もない記録写真に

 成り下がってしまうので、黄金分割などのセオリーにしたがって配置を工夫しなければ

 いけません。

 

3.また、2.とは逆に奥行きのある、いわゆる遠近感を強調した構図にする

 

 皆さん、上記の「標準」「樽型」「糸巻き型」の図を見てお気づきになりますか?

 水平線・垂直線は歪んでいますが、対角線の斜め線は歪みがほとんどわからないですよね?

 この原理を使えば、かなりレンズの歪みを意識させない絵にすることが出来ます。

 ちなみに奥行きを感じる遠近感のことを『パースペクティブ』といいます。

 線になるものが、放射状に伸びていくものは歪みが目立たなくなる特徴があります。

 この原理を応用すると、写真館の方で9月20日に掲載いたしました

 『コンクリート・クレバス』

 http://spaces.msn.com/members/photogallary/Blog/cns!1pjVmxsSTZySU5FMYdmeVHSg!2853.entry

 のように、垂直線・水平線の歪みがほとんどわからない絵を作ることが出来ます。

 よ~く観察していただくと、壁についている垂直線や丸いコンクリの穴のあとの配置から

 樽型に歪んでいるのが分かると思います。

 

4.何をどうやっても、1.~4.のように出来ない場合は・・・

 

 ・いっそのこと思い切ってその部分をズバッと切ってしまう

 (広角側でなく、標準域や望遠側で構図をとる)

 ・それが画面の中で占める割合を極端に少なくする

   ・水平・垂直よりも、奥行きを強調した構図にする

  (画面の端から、反対側の端に向かって斜めにすぼんでいく構図など)

 

この4つの項目、写真を芸術として捕らえている人には、ぜひ、覚えておいて

いただきたいことです。

 

最後まで読んでいただいた方々、ありがとうございます。

参考になりますでしょうか?

もしも、参考になりましたら、ご意見・ご感想などを

コメント書き込みをお願いいたしますm(  _ _ )m

2005-10-10

No.14 『レンズを通した歪み』

今回はレンズのお話。
 
レンズは現在のカメラにはなくてはならないものです。
何もこれは一眼レフのお話だけではありません。
 コンパクトカメラにだって、『写ルンです』にだって絶対についているものです。
 
さて、この『レンズ』、遠くのものを大きくしたり、広い範囲を写しこんだりと、
人間が望む色々なことを実現してくれます。
 
普通、写真用のレンズは光軸上に球心を持つ球面の
一部を切り取った形をしていて、その組み合わせで
広い範囲を写しこんだり、望遠を実現しています。
 
しかし、厄介なことに単純な球面レンズでは
 
『平行光線を完全な形で一点に収束できない』
 
という欠点があります。つまり、簡単に言うと
 
光がレンズを通ることで歪みが出てしまう
 
ということなのです。これを写真の世界では
 
『歪曲収差(ディストーション)』といいます。
 
それを私が皆さんの目でみてわかるように画像をご用意しました。
 
これが標準の画像としてみてください。

 
 
これが、いわゆる外側に向かって膨らむ
『樽型』 

 
そして、これが内側に向かって凹む様になってしまう
『糸巻き型』

 
後は、これらが部分部分で起きてしまう複合型があります。
 
製品開発においては、色々な技術が開発されてきました。
これらの歪みを出来るだけ小さくするための技術は、一般的に一眼レフや
高級レンジファインダーのレンズに投入されます。だから価格が高くなるのですね。
 
では、コンパクトカメラなどはないがしろにされているのかといえば、
そんなことはありません。それでも、物理的な限界や価格的な
問題もあり、妥協できるレベルまで押さえ込んであるのが普通です。
 
しかし、広角側一杯に引いていき、平行線や水平・垂直のはっきり分かる
被写体を写そうとすると、見た目にも分かるレベルになってきます。
すでに、それレンズが持っている特性を後から変えることは出来ませんので
撮影する段階で、それをあまり意識させない構図のとり方を考えなくてはいけません。
 
では、自分が使っているカメラやレンズが
『樽型』なのか『糸巻き型』なのかを確かめるには、
 
1.ズームをまず広角側一杯にして、
 
2.たとえば、窓のような水平垂直がよくわかるものを
 ファインダー一杯に入れてピントを合わせます。

3.当然ですが、水平・垂直をきっちりあわせてセットします。
 
この状態で撮影してみましょう。その画像はどうなっていますか?
外側に膨らむようになっていると『樽型』で、真ん中に向かって
凹むようになっていると『糸巻き型』です。
 
さて、今回はここまで次回はこのレンズの収差があることを
踏まえて、それを意識させない・フォローする撮影の仕方を
書いて見たいと思います。
2005-09-11

No.13『MSNブログで画像をアップロードできない時の対処法』

MSNスペ-スは、フォトアルバム機能があることが魅力のひとつです。
 
しかし、環境や場合によって、画像がアップロードできなかったり
編集状態にならない場合があります。
 
今回は、その対処方法を書いて見たいと思います。
 

    『画像がアップできないときのチェックするポイント』   
 
1.フォトアルバムやブログ記事に写真を直接アップロードする場合には、
 「アップロードコントロール」という小さなプログラムをダウンロードし、
 インストールする必要があります。 
  • お使いのWindows XPのバージョンが SP2(サービスパック2)になっていて、なおかつ
    Internet Explorerの「ツール」「インターネットオプション」の「セキュリティ」にある
    「このゾーンのセキュリティレベル」の設定が「高」になっている場合、このプログラムを
    インストールすることができません。また、注意を促すメッセージも表示されません。

    まず、ご確認をご確認ください。
    セキュリティ設定が「高」になっている場合は、「中」への変更するか、「カスタム設定」に
    する場合は、「署名済みActiveXコントロールのダウンロード」を「有効」にしてください。
2.上記の設定がすでに出来ていて、それでもうまく行かない場合は
  • 「ツール」から「インターネットオプション」で「全般」の中段にある
    「インターネット一時ファイル」の「ファイルの削除」をクリックして
    インターネット一時ファイルをクリアーしてみてください。

    それから、もう一度画像をアップする作業をやってみてください
 
3.上記の1.と2.の設定がすでに出来ていたが、ある日からうまく行かなくなった場合は
  • InternetExplorerのバージョンが古い場合も、画像のアップロードができなかったり、
    記事の内容が改行できなかったり、場合によっては、XMLのソースコードのままで
    通常表示にならないなどの症状が起こることがあります。

    基本的に、InternetExplorerのバージョンが、6.0以上でないとダメなようです。
  • その場合は、WindowsUpdateから最新バージョンをダウンロードしてインストールするか
    または「InternetExplorerホーム」
    http://www.microsoft.com/windows/ie_intl/ja/default.mspx

    から、お使いのWindowsのバージョンにあわせた、IEのバージョンをダウンロードし、
    インスト-ルしてください。


なお、これまでの傾向として、MSNスペースは予告なしで機能のバージョンアップを
することが多く、ある日突然、今まで使えていた機能が使えなくなる、などの
不都合が生じる可能性を持っています。
 
上記の点をチェックしても症状が改善されない場合は、
 
「MSN Spaces (MSN スペース) 電子メール サポート」
 
へ、遠慮なく問い合わせや要望・意見のメールをだしましょう。
 
最初は、改善されなかったとしても同じような問い合わせの数が重なれば
きっと、サービス向上のために、対処していただけるはずです。
ただし、MSNスペースに関しては無料サービスで使わせていただいてることを
忘れずに、感謝しましょう。
 
世間に見られる「クレーマー」のような態度にならないように
気をつけましょう!
2005-08-29

No.11『MSNブログで画像を使う方法』

MSNブログもサービス開始から一年、私が利用するようなった11月ごろから
比べても、大変たくさんの機能が追加されました。
 
そこで、MSNブログで画像の貼り付けを行う方法を
ここで書いておきたいと思います。
 

   『記事に、画像を添付して追加する』(基礎機能編)   
 
1.新規作成画面を出してきます。画面左下にある「写真の追加」を
 クリックします。
 
2.「写真の追加」画面で、写真を選択して、右上の「アップロード」ボタンを
 クリックすると、転送されます。
 
3.それから、その記事を投稿すると、自動的にフォトアルバムの「ブログフォト」に
 追加され、記事には左下にプレビューの小さい画像が表示されます。
 
4.閲覧時には、そのプレビュー画像をクリックすれば大きい画面で表示されます。
 なお、この方法では自動的に画像が圧縮されるので非常に便利です。
 ですが、圧縮処理はすごく粗く処理される傾向があるので、圧縮処理をせずに
 アップする方は注意してください。

   『記事に、大きい画像を貼り付ける』(応用機能編)   
 
この方法は、写真館の方で、現在私がやっている方法です。
 
1.編集の画面から「フォト」にはいります。
 
2.写真を入れたいアルバムを選択し、「アルバムの編集」にはいります
 
2.『写真の追加」をクリックして、写真のアップロード画面から
  画像をアップロードし、「保存して閉じる」をクリックする
 
3.そのアルバムのスライドショーが始まるので、画像が表示されたら
  一時停止させる
 
4.画像を右クリックして「コピー」する。
 
5.貼り付けたい記事を作成し、記事に貼り付けたい 行をクリックして、
  「CTRL」+「V」キーを押すと、画像が記事に貼り付けされます。
 
6.しかし、このままでは画像の位置がおかしいので
  ここで一度「下書きとして保存」をクリック
 
7.貼り付けた画像の左上の位置が、先ほどクリックした位置に
  正しく配置されたことを確認します。
  このとき、画像の位置を「中央揃え」や「右揃え」にしたい場合は
  その画像をクリックしてから、右上に見える「中央揃え」や「右揃え」
  ボタンをクリックしてください。位置が変わります。
  
8.あとは記事の内容を追加して投稿すれば、終了
 
なお、この方法の場合、画像に黒い枠線が表示されます。
この方法の利点は、フォトアルバムを切り替えて、アップできるので
投稿と同時に写真の仕分けもできるというところでしょうか。
 

   『貼付け画像の縦横比を保ちながら、拡大・縮小する方法    
 
縦横比を保ちながらの拡大・縮小方法ですが、
どうやら、最近、その機能が追加されたらしいです。

1.上記『記事に大きい画像を貼り付ける』(応用機能編)の方法で
 画像を貼り付けます。

2.その画像の上で、右クリックすると「縦位置」「横位置」「サイズ」と言うメニューが
 出るので、「サイズ」を選択すると色々なサイズに変更する数字が出てきます
 
3.数字の一覧には
 25%・50%・75%・100%・125%・150%・175%・200%
 8種類の倍率がでますので、このなかから選択すれば、縦横比を変えることなく
 画像の拡大・縮小ができます。
 
4.なお、この方法は写真だけでなく、ツールバーにある
 「絵文字」のイラストなどにも使えます。


   『貼り付けた画像の黒枠線を消す、または違う色・太さにする』   
 
1.上記『記事に大きい画像を貼り付ける』(応用機能編)の方法で
 画像を貼り付けます。
2.記事編集画面にある「<HTML>」というボタンをクリックします。
 HTMLソースの画面が表示されます。
 
3.そのなかの記述に、貼り付けた画像をコントロールするHTMLコードがあります。
 
 
<IMG style="
BORDER-RIGHT: #000000 1px solid;          (右側の線の色と太さ)
BORDER-TOP: #000000 1px solid;           (上側の線の色と太さ)
(中略)BORDER-LEFT: #000000 0px solid;       (左側の線の色と太さ)
BORDER-BOTTOM: #000000 1px solid; TOP: 77px"(下側の線の色と太さ)
 
height=(画像の高さ)src="(画像のURL)" width=(画像の幅)></P>
 
で、この上記の記述にある「1px」を「0px」にしてしまえば枠線は消せます
逆にここの数字を大きくすれば、太くすることも可能です。
 
#000000 とあるのは、HTMLの色をコントロールするタグですので
ここの数字を指定したい色の数字に変更すれば色も変更できます。
 

基本的なカラーのコード

#000000

灰色

#808080

#c0c0c0

#ffffff

#000080

#008000

ライム

#00ff00

#0000ff

青緑

#008080

オリーブ

#808000

黄色

#ffff00

水色

#00ffff

栗色

#800000

#800080

マゼンダ

#ff00ff

#ff0000



 

 以上、参考になりますでしょうか?
 
新たに必要と感じた操作については、後ほどでも記事に追加したいと思います。
 
  
2005-08-10

No.10 『花火の撮影について』一眼レフ撮影編

今回は、一眼レフ撮影編です。
まず、使用するフィルム感度はISO100を使います。
ISO400しか用意できない場合は、カメラ側の設定を変えます。
 
 
カメラの設定は、マニュアルモード
 
シャッタースピードは、「バルブ(blub)」
・・・・シャッターを押している間露光する、ひらっきぱなしにするモードです
 
絞りは、
F11……フィルム感度・ISO100
F22……フィルム感度・ISO400
 
デジタルカメラの感度設定も上記の設定にしたがいます。
また、デジタルカメラの場合、色温度を調節する
WB(ホワイトバランス)「晴天モード」にしておきます。
 
レンズのピントは∞(無限遠)にセットしておきます。.
 
慣れないうちは、ズームを広めに撮れる様に
固定した状態で 花火全体が映る構図にしましょう
 
.事前にどの辺りから打ち上げられるのか、チェックしておき
明るいうちに水平線を確認しておきましょう
 
花火も打ちあがり始めから光跡を出すタイプと、音だけのタイプが
あります。光跡を残すタイプは、それを頼りにズーミングができます。
難しいのは、音だけのタイプです。
光跡なしで上空に上がり開くタイプなので、レンズで追っかけるのは
無理があると思います。

 
 いよいよ、撮影開始です。
 
(手法1.バルブ撮影+黒い板)
 
1.上記で書いたカメラの設定をしておきます。
 三脚にカメラをセットしたら、レリーズを装着します。
  ピントは「無限大」にセットし、AFを切っておきます。
 この時点で、構図を予想してズームを決めます。
 
2.花火が打ちあがったらレリーズを押して
  シャッターを開きっぱなしにします。
 
3.「ヒュー、ドーン」とひとつの花火が開いて消えるまで
  シャッターを開いておきます。
  ここで良いと思うところで、レンズの前を黒い板などで
  ふさぎ、露光を止めます。そして、シャッターを切ります。
 
この方法では、黒い板でレンズをふさぐことによって
シャッターの代わりをさせることができます。
たとえば、いくつかの花火を重ねて、写したい時には
非常に有効な手段です。
 
 
(手法2.バルブ撮影のみ)
手法1のように黒い板を使わないもっと簡単な方法です。
前出の1.2.までは同じで、3.のときに、シャッターを切る方法です。
しかし、これはカメラ・レンズの重量にあった三脚を使わないと
シャッターミラーの振動などによって光跡がわずかにぶれることがあります。
 
 
どちらにしても、ある程度の経験や慣れが必要です。
はじめのうちは欲張らず、広い構図で撮るようにしてみると良いかもしれませんね。
 

 さて、「三脚がない」、「レリーズもない」、「手持ちで撮影したい」
 
これでは、はっきり言って無理です。
花火らしい花火を写すことはできません。
なぜなら、花火は数秒から十数秒にわたって光跡を作るため
手持ち撮影できるような速いシャッタースピードでは
光跡の一部分だけしか映らないため、花火の雰囲気だけしか
分からないような写真になってしまうからです。
仮に手持ちでバルブ撮影すると、ぶれてしまって花火として
見えなくなる可能性もあります。
 
それでも、写したいというわがままな方のために
唯一のチャンスをお教えしましょう。
 
花火も単発物(10号玉・7号玉・5号玉など)の芸術花火
色々な花火を組み合わせて連発するスターマインとがあります。
 
このスターマインの連発で、上がっている時には手持ちでも
撮れる充分明るさとにぎやかさがあります。
このときだけは、手持ち撮影が可能でしょう。
 
ただし、花火が連発しているため、一度に色々な光跡が映りこみます。
 
また、明るくなるチャンスはスターマインの進行中に1~2度くらいしかない
はずなので、チャンスをのがすと何も撮れずじまいになってしまいます。
それなりの心積もりをしておきましょう。
 

さて、
 
必要な装備を忘れた・フィルムがなくなった・メモリーが一杯になった・・・
 
などで、撮影ができない時には……
 
じたばた、あがかずに花火をじっくり楽しみましょう
 
特にデジカメユーザー、花火が上がっているうちに失敗したものを消して
もういちどチャレンジ・・・などというのは愚の骨頂です。
 
撮影できなくなったのなら、花火をじっくり楽しんで観客になりきりましょう。
美しい花火をみて、ため息をつき、感嘆し、感動しましょう。
 
ただ、普通の観客と違うところは、楽しみながら頭のなかで構図を考えるなどを
やってみましょう。
そうすれば、撮影のシミュレーションにもなりますし、自己感性も磨かれます。
 
何より、花火の美しさを自分の心に
焼き付けることができます。
 
 それができれば、次の機会にまた撮りたいと言う気持ちになります。
その気持ちがあれば、花火を写すチャンスはまたやってきます。
 
以上、カメラマンの皆さん参考になりますか?
残り少ない夏の花火、撮影にチャレンジしてみてください。
2005-08-08

No.9 『花火の撮影について』現地準備編

夏に限らず、花火というものはイベントを盛り上げる
大掛かりな仕掛けです。
 
見ている人はその美しさや花火職人が考え出した
その模様に感嘆のため息をつきます。
 
そんな綺麗な花火を『写真に残してみたい』と感じるのは
写真家に限らず、誰でも一度は思うことのようです。
No.8の準備編では、自分の持っている装備・機材で
撮影可能かチェックをしていただきました。
 
今回、まずは、現地での準備について書こうと思います。
 
現地に着いたらでは、花火がおそらく一番良く見えるであろう場所を探します。
夜店などの灯りが届かないところに陣取るのが良いでしょう。
できれば明るいうちに、場所の下見をしておき、花火の仕掛けがどこにセットしてあるか、
眼で確認できれば良いですし、分からなければお祭りや花火大会の現場で、交通整理や
警備などをしていらっしゃる地元の方に聞くのが良いかもしれませんね。
このように、ある程度下見をしておけば、暗くなってから、迷うことがありません。
 
さて、まず三脚です。基本に沿って、水準器などを目安に水平にセットします。
特に、本体を雲台に直接する場合は、
 
三脚の傾き = 写真の傾き
 
となってしまいます。注意しましょう。
 
次に、雲台に機材をセットします。カメラ、または台座つきのレンズをお使いの方はレンズを
雲台にしっかり固定します。このとき、ネジに緩みがあると、撮影中に動いてしまったり、
下手をすると落ちてしまうことがあります。
 
そして、レリーズです。これはその機種にあったものを用意しないといけません。
また、古い機種のカメラではアダプターや特殊なパーツが必要な場合があります。
フィルムをセットする前に必ず動作テストをしておきましょう。
 
さて、機材のセットができたら、花火が打ちあがるであろう範囲をファインダーから
見て確認しておきます。おそらく、ズームレンズをお使いの方が多いと思うので
そのレンズの広角側一杯で、映りこむ範囲を確認します。
 
花火には、10号玉(尺玉)・7号玉・5号玉という風にサイズがあり、スターマインは
それらを組み合わせた打ち上げ花火のことを指しています。
 
10号玉(尺玉)だと、おそらく20mmくらいの画角がないと全体が写しこめないはずです。
7号玉では、距離にもよりますが24mmくらい、5号玉では35mmでもいけるでしょう。
 
10号玉の場合、真上を見上るくらいでないと見えないはずなので、三脚の雲台が
その角度まで動かせるかどうか、確認しておきます。
撮影場所や三脚のセット方法によっても、雲台を傾ける(見上る)角度が変わる
場合があります。
 
そして、これが結構重要なのですが、どの順番でどのサイズの花火が打ち上げられるのか、
ある程度知っておくために、花火大会のプログラム(告知チラシなど)を入手しておきましょう。
地元であれば、新聞にチラシが入っていることがあります。
また、花火大会の現地でお友達や知人が住んでおられたらそのチラシをいただきましょう。
 それを入手する手立てがない場合は、その花火大会の地元の観光協会を訪れましょう。
花火大会はその地元の観光協会が主催していることが多いので、進行プログラムがあるはずです。
仮に、観光協会の主催でなくても、タイムスケジュールを把握するために内部用に用意しているものがあるはずなので、そのコピーをいただきましょう。
これで、撮影の段取りがかなりしやすくなるはずです。
 
 
 
2005-08-01

No.8 『花火の撮影について』 準備編

今回は季節に合わせて、花火の撮影について書いてみたいと思います。

 今日はその準備編です。

 さて、花火の撮影をするのに、なにが必要のでしょうか?

まずは自分のもっている装備(カメラ・周辺機材)を以下の項目にしたがってチェックしてください。

 

 1.カメラ 

コンパクト・カメラ………『不可』 

レンズつきフィルム………メーカーが写せるとうたっている製品以外は『不可』 

レンジファインダーカメラ…バルブ撮影が設定できれば『可』 

一眼レフ………………マニュアル設定が可能であれば『可』  

 

コンパクト・デジカメ

       …………………マニュアル設定が出きる機種でシャッタ-スピードが最低限

                              4秒以上の設定が出きるものならば『可』

              ただし、自動的にフラッシュが光る設定を変更できない物は『不可』

                               また、三脚に撮りつける為のねじ穴がない機種も現実的には『不可』

高機能コンパクト・デジカメ

      …………………マニュアル設定が出きる機種可能であれば『可』

                              ただし、自動的にフラッシュが光る設定を変更できない物は『不可』

 

デジカメ・一眼レフ・…マニュアル設定が可能であれば『可』

 

 2.周辺機材

三脚……カメラにあった大きさの物を使用していればOK

      もっていない人は、物理的に撮影に無理があります

 

 レリーズ……………レリーズとはシャッターのリモコンと思ってください。

             自分のカメラに合ったもので、事前に装着テストが出きること

 

 黒の厚紙や板……使用しているレンズ直径よりも大きければ基本的に問題ありません。

             少し大き目の方が撮る時にやりやすくなるでしょう

 

懐中電灯…………撮影時に、自分の手元や足元を確認する為に必要

              花火は当然暗くなってから打ち上げられますので。

 

 3.フィルムやデジカメの感度設定

 フィルム使用の場合……ISO100のフィルムで十分行けます。

 

 デジカメ使用の場合……ISO感度を100に設定できるのを確認しましょう。

 

さて、花火の撮影をしてみたいと思っている皆さん、まず上記の項目をチェックして、

2と3.をクリアーしてなおかつ、1.で『可』だったかたは、あなたの装備で充分に花火らしい花火の

撮影は可能です。

 

絶対条件としてカメラにあった「三脚」「レリーズ」必要です

 

とりあえず、準備編としてはここまで

2005-07-25

No.7 縦位置と横位置のお話

みなさんは、写真を撮るというと
 
カメラをお使いの方・・・・横向き
携帯カメラの方・・・・・・・縦向き
 
で撮ってしまう方が多いと思います。
 
なぜ、そうなってしまうのか?
答えは簡単、その向きのほうが単に持ちやすいからです。
 
でも、写真の世界では縦位置と横位置というのは
構図と深~い関係にあって、縦で撮るか横で撮るかに
よって、写真のイメージが大きく変わってしまいます。
 
 
では、何を基準に縦位置にするか、横位置にするかを
決めたら良いのでしょう?
 
簡単な目安をちょっと書きましょう。
 
・横に大きい(広い)・長いものを撮るときには横位置
 
・縦に大きい(高い)・長いものを撮るときには縦位置
 
・写らなくて良い(何もない)無駄な部分が、構図の
 中で、左右・または上下がそれぞれ1/3を超える場合、
 切り替える
 
 
これが目安になります。
たとえば、風景をとる場合、横の広がりを表現したほうが
構図として落ち着くものがおおいので横位置になります。
でも、大きな木立を見上げたものを撮るときには
縦位置にしたほうが、画面の中でより大きく撮ることができます。
 
人物を撮るときには、記念撮影なら人数によって分けることになります。
 
1~2人(場合によっては3人)の場合は、縦位置にしたほうが
人物がより大きく写るので、こちらのほうが向いていますが
3人以上の場合は、写しこまなければいけない範囲が
横に広がっていくので、横位置のほうが向いています。
 
ただし、観光地などでの記念撮影などで、一緒に写しこみたい
ものや背景がある場合は、それをふくめて構図を考えなくては
いけませんが、それをふくめて上記の原則で考えていただいたら
いいのではないか、と考えます。
 
でも、撮りなれない方や、時にはどちらの構図もOKとか
どちらにするか迷ってしまう場合があります。
その時には、迷わず
 
縦位置と横位置の両方を撮っておく
 
ことをお勧めします。
現場で迷った時には、どっちにするかなどとうだうだ考えずに、
横位置で最良の構図と縦位置で最良の構図とを
撮っておきましょう。プリントする時に見た目の落ち着く
良い構図のほうをプリントすれば良いだけのことです。
 
フィルムを使われる方のなかには「フィルムがもったいない」と
思われる向きもあるでしょうが、一枚だけしか撮っていなくて
それが失敗してしまう事の方がよっぽど勿体無いです。
 
もっと、ぶっちゃけていうと、フィルムならお金で買えるけれど
その時のシャッターチャンスはお金では買えません。
 
世の中の携帯カメラマンさんへ
縦のほうが持ちやすくて、画面の壁紙にもしやすいとは
思いますが、たまには横位置で撮ってみてください。
 
世の中の一般カメラマンさんへ
 横のほうが持ちやすくて、構えやすいとは思いますし
縦位置で構図を考えるのはなれていらっしゃらないかも
知れませんが、たまには縦位置で撮ってみてください。
 
そうすれば、今までとは一味違う構図が見えたり
これまで見えていなかったものが、見えるかも知れませんよ。
 
是非、お試しアレ!
2005-07-17

No.6 水平線と垂直線

皆さんは、写真を撮られるときには、ファインダー(画面)に
見えている何を見ていますか?

記念写真であれば、写される人の表情や配置でしょう
子供やペットの写真であれば、その情緒豊かな表情や仕草でしょうね
風景では、その場の雰囲気というか景色の綺麗さを
写真に残したいと思うでしょう。

 

今回は、特に写真の中に風景が入り込む写真のお話です。

 

人間は、水平や垂直といった感覚を見た目だけでなく、
体や三半規管で感じ取り、脳で最終的に判断しています。

だから、自分が水平なところに立っていると、首を多少傾けていて
周りの景色が斜めに見えていても、違和感なく見ることができます。
そうなっていないと、首をかしげてみただけで酔ってしまうからです。

 

自分が今見ているものと、実際に脳で判断している感覚が
どれだけギャップがあるのか知りたければ、箸を一本用意し、
それを口にくわえて、歩いてみてください。
視界に見える景色と口にくわえた箸の角度がしょっちゅう
地面の水平とずれることが分かります。
(水平がずれれば垂直もずれている)

 

しかし、これが写真に写っているものになると、ちょっと話が違ってきます。

 

ご存知のように、「写真」というのはそのレンズを通して入ってきた光を
フィルムや撮像素子を通じてメディアに記録するものです。

そこには、人間の三半規管や脳のように見たものを、視覚として
感覚的に補正するという機能がありません。
つまり、傾いたものはそのまま、記録されてしまうのです。

 

私が一般の方々によくアドバイスしているのは、

水平線や地平線が写る時には、それが水平になるように
(「明らかな垂直線が写る時には、それが垂直になるように」)

ということをよく言っています。


実は、これって写真のHowTo本や写真教室なぞでもしょっちゅう
言われていることなのですが、あまり意識されていない方が多いですね。

 

綺麗なんだけれど、本物を見たときと写真とでは何となく違和感がある

とか、なんだか見てても落ち着かないと感じたら、その原因は上記が

当てはまることも多いはずです。

 

ちなみに、傾いてしまう原因は、ファインダーやデジカメの

画面をしっかりみて、傾きのないようにすることができていないとか

シャッターを押すときに、押す力によって本体がわずかに

傾くことがあります。
ちなみに、Panasonicの調査では平均3mmほど動くのだとか・・・。

 

では、逆にそういうことを意識しなくても良い場合も
お話しておきましょう。

これは、基準としてお話しするには、難しい部分もあるのですが
体(三半規管の感覚)が水平・垂直を意識していない場合や
画面の中から、水平線・垂直線が見えていないときには
絶対に水平でないとダメということがなくなります。

たとえば、

・高いビルや空を見上げて、上を向いているいるとき
・がけの真下に見下ろす

などのような場合、水平感覚よりも垂直感覚や

遠近感が優先されるはずです。

 

また、水平線や垂直線よりもインパクトのある被写体を

大きく捉えている場合なども、違和感よりも先に

被写体に目が行くため、あまり感じなくなります。

 

逆に構図や撮影の立ち位置などを意識して変えて

水平線や垂直線(またはその比較対象になるもの)

を映りこまないようにするのも、ひとつの手段です。

この場合は、ポートレートや花などを写す場合には

非常に有効な手法であるといえます。

 

一眼レフで広角系のレンズ(特に20mm以下の超広角)をお使いの方は、

レンズの周辺の歪みとか、パースペクティブ(遠近感)が強調されることを

ご存知の方も多いと思いますが、これらを気にするようになると、

この「水平・垂直」を構図の中で意識しておかないと曲がっている上に、

斜めになっているという見ているだけで酔ってしまいそうなものができてしまいます。

 

写すときに、水平・垂直を少しでも意識されると

良い写真がもっと良くなります。

記念写真は失敗が少なくなります。

自分が写真に残したいと持った風景も

写真に違和感なく残すことができます。

 

みなさん、その辺を意識しながら撮ってみてください。

2005-05-25

No.5 写真を撮るときの掛け声

さぁ、ここまで写される人のお話ばかりでしたが、
今度は写される側の人にも知っておいていただきたい
撮影する側の人のことをお話していこうと思います。

皆さん、記念写真や集合写真で写すときの掛け声と
いうと日本では

はい!チーズ!

といってしまうことが多いと思います。
これは、昔TVコマーシャルで、撮影スタジオで写真の
モデルさんにいい表情を引き出すために、英語発音で

cheese!」(日本語的には”チィー”ときこえる)

といってもらう設定のチーズのコマーシャルが始まりだったのです。


それ以降、写真を撮るときには「はい!チーズ」というのが
一般的に使われるようになったのです。しかし、これには
日本人にとって大きな落とし穴があったのです。

日本語の発音は一つ一つを完全に発音する言語なので
「チーズ!」と読んでしまいます。「ズ」は「う」列の音なので
口をすぼめた形となり、自然な笑顔の表情ではなくなって
しまうのです。

ですが、英語発音では最後の「ズ」の部分はほとんど
発音しないに近いくらいにしか読みません。
(だから、日本人には”チィー”ときこえる)

そこで外国では写真を写すときにどう言っているのか
いくつか、ご紹介しましょう。

日本     → はい、チーズ!

アメリカ     → チィー (ズ)

韓国     → キムチー

メキシコ    → テキー (ラ)!

ブラジル    → ウィスキー

オーストラリア → キウィ

※()内の発音はほとんどしない

皆さんお気づきでしょうか?日本以外の国々では
「い」の列の発音で終わる言葉ばかりだということ。

実は、人間の表情で「微笑み」というのは、い」列の
発音
をした時の筋肉の動きが一番近いのだそうです。

もっと追求していくと
「う」列の音「ん」の音、「ツ」の音など
口をすぼめる音 に「イ」列の音が続くのが
一番、いい表情の動きができるのです。

…ということは、いい表情を作ろうと思ったら
「い」列の音を話している表情になればいいのです。

専業のモデルさんは、そういう表情を作ることを
心得ていますが、一般の方はそんなことないでよね。

ですので、撮影する側(つまりカメラマン)が、掛け声を
かけて、被写体に話しかけて、そういう表情を自然に
作れるような雰囲気を作る必要があります。

そこででてくるのが今回のテーマ
『写真を撮るときの掛け声』です。

おそらく、今、一般の方でもよく使われているのが

(撮影者)1 たす1 は?   (被写体) 2(にぃー)!

ではないしょうか。私が集合写真などで上のものと合わせてよく使うのは

(撮影者)韓国の漬物は?   (被写体) キムチー!


でも、ほかに面白いものはないか、もっと良い表情を引き出せる
言葉はないか、このテーマはTVなどで何度か取り上げられて
色々な言葉が作られました。
つい先日、フジテレビの「トリビアの泉」でも「トリビアの種」として
数年前には「発掘あるある大辞典」で取り上げられていましたよね。
そのときに作られたものや、私の考えたものなどを下にあげてみます。

 

(撮影者)それって、本気ですか?   (被写体) はい!本気!


(撮影者)すいすいずっころばし     (被写体) ごまみそずい!


(撮影者)ナイス!            (被写体) アイスティー!


(撮影者)アルファベットのFの次は?  (被写体) G (ジィー)!


(撮影者)チョー可愛い!        (被写体) イヒヒ!


(撮影者)この木、何の木?       (被写体) 気になる木!


(撮影者)東の反対は?             (被写体) 西!

などの言葉があります。
呼びかけの言葉としても非常に有効な言葉たちではありますが
時には、撮影する側の人が、被写体となる人たちの心を和ませるのに
これらの言葉を使い、コミュニケーションをとるのも、ひとつの手段では
ないかと思います。

みなさん、よければ、是非一度お試しくださいませ。

2005-05-18

No.4 スナップ写真の表情について

スナップ写真で、ポートレートに近いようなものを撮るときに
中には「シャッターの瞬間、半分目をつむってしまう」
いわゆる写真の顔が「眠り顔」なってしまう方、ありませんか?

色々、原因があるのですが、端的に言うと間が悪い人に
多いのです。(ドンくさいとかそういう意味じゃありません)

 

・緊張していて、しょっちゅう瞬きをしてしまう

・シャッターの瞬間まで目をず~っと開いていて
 シャッターの音や掛声に反応して瞬きをしてしまう

・逆に悪い意味で緊張感がなく目を見開いていない

 

おおまかな原因はこんなところでしょうね。

 

そこで今日は写される人に実践していただくと
表情が豊かで綺麗に見える方法を書きたいと思います。

ポイントの呼吸のタイミングと目をきちんと開くことにあります。

 

1.鼻から息を吸い込み、吸い終わりと
 同時に目をカッと見開く

2.できれば、しばらく目を閉じて
 シャッターが切る直前に目を開く

 

それぞれの理由をお話ししておきますと、まず1.のほうは・・・
皆さん、深呼吸してみてください、そう、もう吸えなくなるところまで
吸ってみてください。その時には自然と背筋を伸ばしていませんか?
そして、吸い終わりと同時に息を止めて目を見開くと、まぶたが最大限
開いた状態を維持することができます。そう、瞳をできるだけ見えるように
したほうが顔は綺麗に見えるのです。

できるなら、写される瞬間までは実は息を止めるくらいがちょうど良いです。

2.のほうですが・・・
先ほどまぶたが開いて、瞳をできるだけ見せるようにしたほうがよいと
書きましたが、単に瞳が見えているだけでは、より綺麗に見せることが
できません。実は、瞳の中の『瞳孔』というのは顔の表情で非常に重要な
役割を占めています。

 

目は口ほどにものを言う」とか言ったりします。
目の瞳孔が開いていると、うるうるした表情やこちらに対して警戒心を持って
いない表情の目に見せるのことができるのです。
また、身近な極端な例を挙げると、昼間の外にいる猫より、夜に部屋の中に
いる猫の表情が可愛く見えるのも、瞳孔が開いているかどうかにあります。
(先日写真館でご紹介した猫も瞳孔が開いているでしょ?、それ以前の
猫ちゃんは瞳孔が閉じ気味ですので、警戒している表情がより見えてきます。)

ご自分で鏡をみながら、上記の1と2を実践して、表情を作る練習をしてみてください。

2005-05-14

No.3 写す人と写される人のお話 シリーズその②

カメラマンとモデルの話じゃないです。
これは、一般の方の「写される人」に関するお話しです。
今日はその2回目です。

一回目では写る時の立ち位置のお話をしました。

でも中には、「そのときの状況によって端っこになることもあるのに!」

と、お思いの方もあるでしょう。

 

今回は、それをできるだけフォローする方法のお話しです。

画面の端でもできるだけ綺麗に見せる方法、それは

 

「モデル立ち」の真似をする

 

ことです。

 

「モデル立ち」の特徴は、色々ありますが、今回真似して

いただきたいのは「体をカメラに対して斜めにする」ことです。

 

お分かりのように、人物を前から見たときの面積というのは

正面から見ると最大限大きくなります。

ですので、カメラに対して斜めにして立つのです。

当然、カメラから見える表面積は減るので、すらっと本物より
細く見えることになるのです。

(前方向にも大きく体積がある人には通用しませんが(爆))

 

では、斜めに立つときにはどう立てば良いのか

①体は斜め45度くらい

②立っている集団の中で、内側を向く

(左に立っている人は右を、右に立っている人は左を向く)

ようにして、背筋を伸ばし上半身から上、

特に顔をカメラのほうに向くようにします

この2点に気をつけていただくだけでも、だいぶん違ってきます。

 

記念写真のセオリー②

正面が良いのは証明写真だけ、カメラには斜に立つべし

みなさん、真ん中に立てないときにはダークダックス(古っ!)が
歌うときのようにして立ってみてください。

2005-05-12

No.2 写す人と写される人のお話 シリーズその①

カメラマンとモデルの話じゃないです。
これは、一般の方の「写される人」に関するお話しです。
今日はその一回目です。

さて、皆さん。旅行などに行った時、記念撮影ってしますよね?
そのとき、皆さんは、どの位置にどういう風にいることが多いですか?

端っこ? 中ほど? 真ん中? 

よく真ん中にたつ人は「目立ちたがり屋」とか言われますが
実は写真映りに関しては得していることがあるんですよ。

レンズというのは、端に行くほど歪みが大きくなります
特に口径の小さい安いものに近いほどその特性が現れます。
(レンズ付フィルムとか携帯のカメラなど)
だから、端っこに行けば行くほど横方向の歪みで
太く見えたり映りが悪くなったりします。

せっかく綺麗にお化粧して、いい服着て旅行でかけたのに
撮れてる写真はなぜか写真写りがよくない・・・・・・
それって損してますよね。なので・・・

記念写真のセオリー①
綺麗に写りたければ、真ん中に近いほうに立つべし

次回は、真ん中に立てない場合の対処法を書いて見たいと思います。

2005-05-09

No.1『写真家と普通の人の違い』

写真を撮る事において、この両者の違いはなんなのだろう?

 ここでいう写真家とは「プロ」「アマ(趣味も含む)」「職業」カメラマンすべてを指し、
普通の方々とはそれらでない方々を指すと思ってください。

 さて、この両者が5:5の割合で10人いるとして、その人たちが同じ道具、同じ
環境で同じ綺麗なものを銀塩フィルムで同時に撮影したとしましょう。

 今、写したものが綺麗に写っている自信があるかときかれれば、7~8割の人は
「自信がない・わからない」と答え、腕に覚えのある残りの1~2割の方は「ある」と
答えるでしょう。
それは「自分の写した構図やレイアウト・色などに自信があるか」と問われている
のと同じなので、相当腕に自信のある方でないと、「自信がある」とはお答えに
ならないでしょう。では、 

『今、写したものの写真としての仕上がりがわかりますか(イメージできますか)?』

ときけばでも、普通の方々はこう仰るでしょう。

「そんなの現像・焼きつけしてみないとわからない」と。

でも、写真家の8割くらいの方は、写っている結果が良かれ悪かれ、

「わかる(イメージできる)」

とお答えになるはずです。

まさに、ここが「写真家」と「普通の人」の「違い」ではないかと思います。

最近デジカメがはやっている理由の一つに
「写った結果がすぐ確認できる」というものがあります。

 実は、この「仕上がりを自分でイメージできない」ことをフォローする為の
機能だと言えます。しかし、ここでも写真家と普通の方々では、その機能の
使いかたの概念に違いが出てきます。
 普通の方々は「自分が写したものを確認」しているのに対し、写真家は
「自分のイメージ通りに撮れているか再確認」する為に使っている事が多いのです。
 だから、デジカメでも写した直後のプレビュー画面を表示しない設定に
できるのも、「写した時の画像をイメージできる」人が撮影に専念するために
ある設定だと思っていいでしょうね

 私事で恐縮ですが、私は所有しているカメラの関係上、銀塩フィルムでしか撮影しません。
 自分では意識していなかったのですが、最近、写す時に大体のフィルム上に
出てくる仕上がりがイメージできるようになってきました。
だから、逆に言えば、画像の写りが自分の持っていたのと全然違うというのが
なくなってきました。もちろん、それまでの経験の積み重ねや使っている道具の
違いなども、あるかもしれませんが。

 でも、同じコンパクトカメラで写した時に、写真家と普通の人で差が出るのは
仕上がりがある程度イメージできるかどうかにあるのはないかと思います。

 写すその時に写そうとしているものを「写真」としての仕上がりがイメージできれば、
撮影の仕方・被写体に対する見方も変わりますし、撮影する枚数も変わります。
 失敗を防ぐ為の予防策を講じたり、時には諦める判断をする為の材料になります。

 ご覧の皆さんも、写真を撮る時にはカメラ任せにせず、一眼レフをお使いの方は
ファインダーに見えている絞りとシャッタースピードの値を、デジカメをお使いの方は
設定値が表示されるようにして、それを確認しながら撮影し、出来上がった時の
状態を確認したときの画面を記憶のあるうちに照らし合わせて見ていただくと勉強に
なると思いますよ。

2005-04-07

KeY-Boの写真工房、はじまり、まじまり~

ごらんの皆様、こんにちは。KEY-BOの写真工房へようこそ

ここは、写真に関することをお話しするためにはじめたブログです。

KEY-BOの写真館は、写真を展示するためのギャラリーとして、現在も運営しております。
写真をみて楽しみたいという一般の方には、こちらをお勧めします。

KEY-BOの写真工房では、写真やカメラに関するエピソード、画像処理やデジカメに絡んでパソコンの扱いについて、私のお話できることを書いて行こうと思います。
写真館のほうで、カメラ・写真・画像処理のウンチクを述べても、あまり楽しくないと思いますので、こちらで書いて、記事を読んでご覧になった方が写真を撮るのに役立てばと考えています。

なお、こちらに記事の更新は、時間のあるとき、気の向いた時にする予定ですので、不定期となります。そのてん、ご承知おきください。

では、みなさまよろしくお願いいたします。

 

 
사진(1/4)